移動スーパーとくし丸 長野県の中山間地域「小川村」で新たに出店へ
提携スーパーデリシアが過疎地域でも出店可能な官民連携の移動販売事業モデルを新たに構築
社会福祉協議会が車両購入と販売を担い、買い物支援+見守り活動を実施

 株式会社とくし丸(本社:徳島県徳島市、代表取締役社長:新宮 歩、以下「移動スーパーとくし丸 / とくし丸」)は、全国140社の地域スーパーと業務提携し、1,168台の移動スーパーとくし丸を展開しています(2024年2月時点)。この度、長野県の提携スーパーである株式会社デリシアが、中山間地域である長野県小川村で官民連携で構築した新たな移動販売事業モデルを開始することになりました。尚、事業開始に伴い2024年4月19日(金)に出発式及び地域見守り活動協定の締結式を執り行います。来賓には村長の染野隆嗣氏、小川村社会福祉協議会役職員、株式会社デリシアの萩原清社長、株式会社とくし丸代表の新宮歩が出席する予定です。
※詳細はページ中段

移動スーパーとくし丸関連画像

△総面積の約7割が山林の長野県小川村

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△移動スーパー「とくし丸」

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△移動スーパーとくし丸 販売の様子

過疎地においても事業継続できる
自治体運営の移動スーパーとくし丸が小川村で新たに出店

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△販売と同時に行う見守り活動

 小川村は長野市と白馬村のほぼ中間に位置する自然豊かな中山間地域です。人口約2,300人のうち約1,200人が65 歳以上で、高齢化率は45.5%と高水準で高齢化が進んでいます。(長野県の高齢化率は32.9%)。※
 こうした中、村の地域スーパーが顧客減少や物価高等の理由で2023年12月に閉店、村内での食料品等の買い物が困難になったことで移動スーパーの誘致を検討します。しかし、人口が減っている小川村において通常のとくし丸事業の仕組みで開業したとしても、採算性の確保が困難であると判断したことから、販売パートナーの役割を小川村社会福祉協議会が担うことになりました。これにより各々が得たい利益を得ながら移動販売事業を継続できる持続可能な官民連携の買い物支援モデルの構築を(株)デリシアと実現しました。※左図を参照
※出典:小川村HP https://www.vill.ogawa.nagano.jp
 出典:長野HP
 https://www.pref.nagano.lg.jp/rodokoyo/sangyo/rodo/toukei/toukei/documents/zenntai.pdf

高齢者の食インフラを支え、利用者の見守り活動も実施
 とくし丸は、高齢者の買い物困難者の食インフラを支えると同時に、買い物に訪れたお客様の見守り活動も行います。小川村においては社会福祉協議会がこれまでも生活支援が必要な高齢者の見守りの役割を担っていたことから、移動販売が必要な方々にとくし丸を紹介をしたり、日々の買い物を接点として、さらに見守り活動に注力できるようになりました。

デリシア × 長野県小川村 移動スーパーとくし丸事業概要

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△冷蔵機能付きの車両には商品がギッシリ詰まっています。

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△とくし丸では個人商店との共存を考え徒歩圏内の販売に配慮。ただし、お年寄りは数十メートルの距離でも移動が困難という方もいるため「要望があれば訪問する」ことにしています。

営業開始:
2024年4月22日(月)より開始
営業:
週5日営業 10時30分 ~ 14時30分を予定
エリア:
長野県小川村 全地区
拠点店舗:
デリシア 安茂里店
取扱い商品数:
・青果、精肉、鮮魚、お刺身、お惣菜やお菓子、日用品など約400品目、1,200点を積み込んで販売
・御用聞きにも対応
利用方法:
・登録は不要。とくし丸を見かけたらその場で購入できます
・要望を受けた場合、基本的に自宅の前まで訪問します
・お支払いは現金のみとなります
・移動販売手数料として1商品あたり+20円を頂戴します
訪問希望などのお問合せ:
小川村社会福祉協議会 移動スーパーとくし丸 担当宛 電話番号:026-269-2255
とくし丸の見守り活動:
販売と同時に地域に慣れ親しんだ販売パートナーが日頃からお客様に体調や様子に異変がないかを見守ります。過去にはご高齢のお客様の販売の傾向から初期の認知症を察知し、離れて暮らすご家族と情報連携をしたり、訪問詐欺の相談を販売パートナーが受け、事なきを得た事例もございました。

小川村 村長 染野 隆嗣 氏画像

△小川村 村長 染野 隆嗣 氏

長野県小川村 村長 染野氏のコメント
 高齢化率が45%を超え、村の地域スーパーが閉店し、村外への移動手段も少ない小川村では、買い物支援施策が喫緊の課題でした。移動スーパーとくし丸事業によって、日常生活に必要な食品や日用品を購入する機会が定期的に提供され、住みなれた地域で安心して暮らせる食のインフラを整えることが出来ました。これにより地域住民の健康を食の面から支えることにつながるため大変喜ばしいことだと感じています。また買い物による住民同士の交流を通して、地域コミュニティの維持や高齢者のフレイル予防につながると考えています。

■企業概要

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△移動スーパーとくし丸 出発式イメージ

株式会社デリシア
創業:1968年
代表取締役社長:萩原 清
店舗エリア:長野県域
店舗数:66店舗(内 外食事業6店舗)
本社:長野県松本市今井7155-28

デリシア移動スーパーとくし丸は、デリシア松本駅前店を拠点店舗として2019年9月に初開業。その後も順調に稼働台数を伸ばし2024年4月19日時点で34台稼働中。
デリシアHP https://www.delicia-web.co.jp/

■今後に向けて

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△移動スーパーとくし丸 販売の様子

 当社は地域の買物支援を推進する団体・個人事業主である販売パートナーの募集と、商品の供給を担う各地域のスーパーとの提携を更に加速させ、稼働台数を増やして地域を支えるインフラを目指します。

「移動スーパーとくし丸」について

移動スーパーとくし丸ロゴ画像 移動スーパーとくし丸画像

 47都道府県で1,168台のトラックを活用し、約17万人のお客さまに商品をお届けする移動スーパーです(2024年2月時点)。スーパーの超大型化&郊外化で、近所の商店がなくなり、日常の買い物に不自由している人たち、いわゆる「買い物難民(買い物困難者)」が増えてきています。その大半はシニア層です。「買い物」という行為は、生活の中の「お楽しみ」であると考え、シニアのみなさまが現物を「見て・触って・感じて・選んで」本来の「買い物」ができるよう、「移動スーパーとくし丸」が誕生しました。メインのお客さまは80歳前後の女性で、週に2回程度訪問し、その都度販売パートナーがお客さま一人ひとりと目を合わせ、会話し、商品や情報を丁寧にお届けすることが可能です。「おばあちゃんのコンセルジュ」を目指し販売パートナーがお客さまにおすすめしたい商品ばかりを厳選した約400品目、約1,200点もの商品をご提供しています。

【とくし丸HP】 https://www.tokushimaru.jp/

本リリースに関するお問合せ

  • オイシックス・ラ・大地株式会社 広報:小川
  • TEL:050-5305-0549(直通) E-mail:publicity@oisixradaichi.co.jp
  • (上記内容は断りなく変更される場合があります/最新情報は上記お問合せ先までご連絡ください)
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