リスクマネジメント

基本的な考え方

オイシックス・ラ・大地は定期的に事業上のリスクを洗い出し、未然防止と発生時の被害軽減に努めています。また有事の際には迅速に適切な対応ができるよう連絡体制やBCP(事業継続計画)などの対応手順を整備しています。

リスクマネジメント体制

当社グループはリスクマネジメントのための組織として「リスク管理委員会」を設置しています。リスク管理委員会は社長直轄の組織で委員長と各部署を代表する委員と事務局で構成されています。
リスク管理委員会では毎月会議を実施し、リスク事例の共有、部署横断的なリスク対応についての議論、各委員の活動報告を行っています。四半期に1回リスク管理委員会から執行役員会に定例報告を行い、各リスク案件について議論し、承認を受けています。
当社グループを取り巻くリスクには、自然災害、環境変化、品質リスク、事務・業務リスク、人的リスク、コンプライアンスリスク、システムリスク、情報セキュリティリスク、風評リスクがあります。

リスクマネジメントの取り組み状況

2021年度実績としてリスク管理委員会で対応した主なリスク対応状況を報告します。

Oisix新海老名ステーショントラブルの初期対応、レビュー

Oisix新海老名ステーションへの移転に失敗することは当初から大きなリスクとしてとらえていました。移転の段取りを段階的にし、次の段階に進む際にチェックポイントをクリアしていることを確認していきました。しかしながら移転の失敗を防止することはできませんでした。この失敗を2度と繰り返さないよう、会社の学びとするべく、経営層から現場まで不足していた点を集約し、執行役員会議で議論を重ね、報告書としてまとめました。
2023年度に予定している厚木冷凍ステーションの移転に際して、本件の報告書に基づいた移転計画の検討を進めております。

新型コロナウイルス感染症対策

2021年度はデルタ株、さらにオミクロン株といった変異株が猛威をふるいました。社内の感染防止対策が運用されているか継続的にチェックしました。またオミクロン株の流行時は保育園や学校の休校が相次ぎ、社員が欠勤せざるを得ないケースが増えたため、欠勤による事業継続リスクの洗い出しとその対策を行いました。

Oisixシステムのクラウド移行

2021年度はOisixシステムの全面的なクラウド移行を計画しており、新海老名ステーションへの移行と同様、移行の失敗はリスクととらえていました。システム本部での移行時のリスク対策や、移行の段取りを事前に確認し、大きなトラブルなく移行することができました。

2022年1月関東の大雪対応

2022年1月6日、関東では雪の予報だったものの、当初は大きく積もる予報ではありませんでした。しかし昼ごろになり大雪警報が発令となり、結果的に東京都心で10㎝の積雪となりました。リスク管理委員会では随時情報をキャッチアップし、急遽連絡網を立ち上げ、ヤマト運輸の配送停止、集荷時間の前倒しといった影響に、各部署迅速に対応できるようにしました。またその状況を役員・各部門長に情報共有しました。

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