古着回収2019秋・冬のご報告&新型コロナウイルス感染症の現地レポート

Activity Report

古着回収2019秋・冬のご報告&新型コロナウイルス感染症の現地レポート

使わなくなった古着を皆さんに送っていただくことで、パキスタンのスラムの子どもたちが学校で学ぶ機会を得られる「古着回収」。2019秋・冬に行われた古着回収のご報告です。また、世界に蔓延している新型コロナウイルス感染症が、その子どもたちの暮らしにどのような影響をもたらしているのかもレポートします。

古着を送り、パキスタンのスラムの子どもたちを学校へ

オイシックス・ラ・大地はNPO法人JFSA(日本ファイバーリサイクル連帯協議会)(千葉県千葉市)と協力して古着回収活動を行っており、夏・秋・冬の年3回、皆さんに古着回収を呼びかけています。皆さんの古着はJFSAに届き、選別後、パキスタンへ。現地で販売された古着の売上金は、パキスタンのスラムにある無料の学校「アル・カイールアカデミー」の運営に充てられます。

1987年にこの学校を設立したのは、現・校長のムザヒル先生です。ムザヒル先生は大学在学中からスラムの子どもたちに教科書を無料で配布するボランティアに参加していましたが、スラム地域ではインフラや勉強ができる環境自体が整っておらず、学校そのものの必要性を感じていました。そこで、ゴミ捨て場にバラックを作り、10人の生徒とともに学校をスタートさせたのです。

パキスタンの識字率は約60%(※)。世界各国と比べても低く、また貧困問題も課題の一つとされています。貧しさのために親が子どもを学校に行かせず、単純労働を強いたり、子ども自らが学校に行くことを諦めて働きに出たりするという負の連鎖があります。学校教育を受けることで、読み書きや計算、生活に必要な知識を学び、さまざまな職業に就けるようになる可能性が広がるのです。自宅で眠る古着が、約6,000キロ離れた国の子どもたちの未来をつくる、大きな力になります。
※外務省「国・地域基礎データ」

多くの古着が集まりました!ご協力ありがとうございました

「古着回収2019秋・冬」では、下記の通り多くの古着が集まりました。ご協力を誠にありがとうございました。選別した古着の一部は、2019年1月25日に日本から送り出し、2月26日にパキスタンのカラチ港に無事に到着しました。

■2019秋(2019年9~12月)
●回収量:4トン550キロ
●参加人数:694名

■2019冬(2020年1~3月)
●回収量:3トン421キロ
●参加人数:477名

新型コロナウイルス感染症による現地への影響

世界に蔓延している新型コロナウイルス感染症の影響は、パキスタンのスラムにも及んでいます。「アル・カイールアカデミー」は3月初めから休校が続いています。外出禁止令も出ており、小さな工場での仕事や日雇いの仕事、屋台の引き売り、リキシャの運転手などを職に持つ親たちの多くも働くことができません。そこで、生徒たちと家族を支えるため、現在、「アル・カイールアカデミー」の先生やスタッフは食糧(小麦粉、米、砂糖、豆類、食用油、茶葉)を各家庭に届けています。また、周辺に暮らす困窮した家族にも支援を広げています。

次回の古着回収がそろそろ始まります

衣替えの季節がやってきました。おうちで眠っている古着はありませんか? 次回の古着回収がそろそろ始まります。ご協力どうぞよろしくお願いいたします!

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