オイシックス・ラ・大地株式会社とNSGグループが立ち上げた新潟フードテックタウン(以下、NFTT)を推進する組織である新潟フードテックタウン実行委員会(共同委員長:池田 弘、高島 宏平、以下NFTT実行委員会)は、2026年4月の「新潟フードテックタウン実行委員会」設立に続き、同年5月25日(月)、スタートアップの呼び込みに必要な政策を議論・具体化するための「第1回 政策検討分科会」を開催しました。
全3回を予定している本分科会のキックオフとなる第1回は、「勉強会」と位置づけ、当日はNFTT実行委員会の委員のほか、高市政権において17の戦略分野の1つに位置付けられるフードテック政策を推進する農林水産省や、フードテックにおける地域産業クラスター計画の策定を予定している新潟県などが一堂に会しました。日本成長戦略においてのフードテックの位置付けや、新潟県の最新動向に関するインプットが行われ、次回の具体的なアクションの議論に向けた共通の知識基盤と視座を構築する、熱量の高い場となりました。
▲政策検討分科会の様子
▲当日ディスカッションの様子
日時:2026年(令和8年)5月25日(月)16:00~17:30
場所:NINNO3(新潟市中央区)
出席者:
【分科会長】
木山 光(内閣府スタートアップ・エコシステム拠点都市 新潟コンソーシアム代表)
【分科会委員】
永瀬 俊彦(新潟経済同友会 2040・アントレプレナー委員会 副委員長)
水野 祥恵(新潟商工会議所 事業部地域振興課 係長)
阿部 正喜(一般社団法人新潟ニュービジネス協議会 副会長)
【ご登壇】
古庄 宏忠(農林水産省大臣官房新事業・食品産業部企画グループ 課長補佐)
藤田 拓志(新潟県産業労働部創業・イノベーション推進課 課長)
【オブザーバー】
新潟県産業労働部創業・イノベーション推進課、新潟市経済部産業政策・イノベーション推進課、新潟市経済部企業誘致課、新潟経済同友会
【農林水産省 講演要旨】
●テーマ:政府のフードテックの動き及びフードテックの施策について
●登壇者:農林水産省 大臣官房新事業・食品産業部 企画グループ 課長補佐 古庄 宏忠 氏
●政府の成長戦略におけるフードテックの位置付けや、官民協議会の最新の取組、ビジネス実証事業の成果を中心にインプットが行われた。
○日本成長戦略における位置付けとロードマップの策定
・フードテックは政府の「日本成長戦略」における17の戦略分野の1つに位置付けられ、農林水産大臣を座長とする「フードテックWG」にて議論が深化している。「食品機械」や「新規食品(植物由来食品等)」などの4分野において、2040年までに売上額3兆円(国内外市場)を目指す官民投資ロードマップの策定が進められている。
○フードテック官民協議会の活動展開と地方連携
・全国約1,850の多様なプレイヤーが参画し、細胞農業やアップサイクルなどテーマ別の作業部会(WT)を通じて社会受容性の形成や課題解決を推進しており、全国規模でのエコシステム構築に向けた地方イベントやセミナーを活発に展開している。
○ビジネスモデル実証・実装事業の支援
・新技術の事業化や国内外への展開を加速するため、ビジネスモデルの実証(未利用資源のアップサイクル、スマート食品輸出支援システムの開発等)への予算的支援を実施している。
【新潟県 講演趣旨】
●テーマ:地域未来戦略の概要と新潟県の検討状況、県内の各取組の動き
●登壇者:新潟県 産業労働部 創業・イノベーション推進課 課長 藤田 拓志 氏
●政府の地域未来戦略の動向と、それに対応する新潟県の取組方針についてインプットが行われた。
○地域未来戦略と新潟県の対応方針
・政府は地域主導の産業クラスター形成を支援するため「地域未来交付金」の創設や既存施策の拡充を進めており、夏までに政策パッケージを取りまとめる方針を示している。
・知事主導で特定産業の拡大を目指す「地域産業クラスター計画」の第1弾として、強みを活かせる「フードテック」分野での策定を進め、2026年7月の国への提出を目指している。
○主な県内の各取組の動き
・長野県と共同で内閣府「スタートアップ・エコシステム拠点都市」に選定され、フードテックを注力領域に位置付けたほか、NSGグループとオイシックス・ラ・大地株式会社が共同委員長を務める「新潟フードテックタウン実行委員会」が設立されるなど、スタートアップ誘致の環境整備が本格化している。
・人材育成面では、2028年から新潟大学とオイシックス・ラ・大地株式会社が契約学科「フードテック・イノベーションプログラム(仮称)」を開設し、高度人材の輩出を目指す動きが進められている。
(今後の予定)
・第2回 7月開催 具体的なアクションについてディスカッション
・第3回 8~9月開催 具体的なアクションを確定させ、関係者へ提言
「新潟フードテックタウン(NFTT)」は、オイシックス・ラ・大地とNSGグループが推進し、新潟に世界有数のフードテックエコシステムを構築するプロジェクトです。 日本の優れた食文化や技術を国際競争力へと結びつけるため、新潟が有する豊かな食資源や伝統的な発酵技術、食品企業・研究機関の集積といった強みを活かします。産官学金が連携しフードテック特化型ファンドによる資金供給から、大企業と連携した実証実験、グローバルパートナーを通じた海外展開までを包括的に支援します。
500社のスタートアップ創出と累計売上5,000億円の実現を目指し、食産業の活性化と社会課題解決に取り組むとともに、日本の食産業の国内での成長やグローバル展開を推進していきます。食料安全保障や健康課題への関心が高まる中、食を起点とした産業創出を通じて、日本の食産業の競争力強化と持続的成長に貢献することも狙いとしています。
URL:https://niigatafoodtechtown.jp/
新潟フードテックタウン実行委員会事務局(オイシックス・ラ・大地株式会社 広報室内)
TEL:050-5305-0549 E-mail:publicity@oisixradaichi.co.jp
(上記内容は断りなく変更される場合があります/最新情報は上記お問合せ先までご連絡ください)