食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平、以下当社)と、新潟を中心に教育事業と医療・福祉・介護事業を中核とした幅広い事業を展開するNSGグループ(本部:新潟県新潟市、代表:池田 祥護)は、食文化や食産業が豊かな都市”新潟”が、世界有数のフードテックタウンとなり、食領域のスタートアップが次々と創出する環境づくりを進める目的で「新潟フードテックタウン構想」を進めています。当構想の一環で、2025年6月19日(木)、新潟食料農業大学(新潟県新潟市、学長:中井 裕)において、「食で世界を変える。新潟から。」をテーマにセミナーを開催しました。
▲当日のセミナーの様子
▲セミナーで登壇した 当社の吉田美穂
当社は2019年8月にCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)のFuture Food Fundを設立し食領域への投資やエコシステムの構築を進めてまいりました。NSGグループと新潟フードテックタウン構想を進めるにあたり、アントレプレナーを含む人材育成を目的に今年4月から教育・研究機関との連携を開始しています。
新潟食料農業大学では、食料産業の発展方向を探り、情報を発信するために企業や研究機関等と連携して「アグロフードセミナー」を開催しており、2025年6月19日(木)に実施した第1回のセミナーでは、当社の経営企画本部 新潟フードテックタウン構想推進室 コミュニティマネージャーの吉田美穂が講師を担当しました。
教育・研究機関との連携は、開志専門職大学(新潟県新潟市)に続き2校目です。
セミナーは2部構成で行われ、第1部では中井裕学長が、新潟フードテックタウン構想における大学の役割について説明し、当社の吉田が、新潟フードテックタウン構想の概要や今後の施策を紹介しました。その上で、海外のスタートアップエコシステムの事例やフードテックの取組を挙げ、新潟を世界屈指のフードテックタウンに進化させると話しました。また、第2部では「食・農・テクノロジーの交差点:フードテックタウンの構築と課題」をテーマにパネルディスカッションが行われ、大学側と自由闊達な意見が交わされました。
セミナーには新潟の地元企業や自治体関係者、大学関係者ら約150人(オンライン含む)が参加し、熱心に耳を傾けていました。
新潟食料農業大学 教授 ビジネスコース長/社会連携推進室長 高力美由紀氏のコメント
「新潟フードテックタウン構想」についてご説明いただくとともに、本学ならびにご参加いただいた企業、団体の皆様との協働の様々な可能性についてご提示いただくことができました。このセミナーを契機に、本学においても新潟から世界に向けて食の未来の様々な端緒を皆様方と共に創っていくことに携われればと考えております。
当社は、2000年より食品宅配事業「Oisix」をスタートし、こだわりの食材や時短商品であるミールキットを開発しています。現在は「Oisix」「大地を守る会」「らでぃっしゅぼーや」の食品宅配3ブランドで約47万人のお客様に商品をお届けしています。2019年には食領域を活性化する目的で、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)のFuture Food Fund株式会社を立ち上げ、国内外の食領域のスタートアップ企業に出資し、事業成長のサポートを実施しています。2023年にはプロ野球球団 新潟アルビレックスBCとスポンサーシップ契約及び資本提携契約を締結。さらに、本年6月にはJ1のプロサッカークラブ「アルビレックス新潟」を運営する株式会社アルビレックス新潟のユニフォームパートナー(襟まわり)の契約を締結するなど、新潟との繋がりも深いものとなっています。
NSGグループは、新潟を中心に教育事業と医療・福祉・介護事業を中核に幅広い事業を展開しており、地域を活性化する事業の創造に民間の立場から取り組んでいます。事業活動を通して地方創生に取り組むとともに、幸せな社会のモデルを示し、日本の各地域、国際社会に貢献していくことを目指しています。
そのような両社の事業背景の中、フードテックをグローバルに活性化できる都市として”新潟”の「食」の可能性を最大限活用し、地域の教育機関や企業と連携し、スタートアップが起業しやすい環境づくり、事業を成長させるための仕組みづくり(スタートアップエコシステム)の構築を目指すこととなりました。新潟は、日本の主食である米の名産地であり、海や山の食資源の豊富さに加え、食産業も盛んな地域であり、大学などの研究機関も充実していることから、フードテックが発展する集積地として最も適した地域であると考えています。
新潟食料農業大学は、2018年に新潟県で開学した、日本で唯一、食料産業を総合的に学べる食の総合大学です。食・農・ビジネスをトータルで学ぶことにより「1.フードチェーンの総合理解」「2.マーケットインの発想」「3.地域での体験」を修得し、食料産業のあらゆる現場で活躍ができる「食のジェネラリスト」の育成を目指しています。
NSGグループは、教育事業と医療・福祉・介護事業を中核に、健康・スポーツや建設・不動産、食・農、商社、広告代理店、ICT、ホテル、アパレル、美容、人材サービス、エンタテイメント等の幅広い事業を展開する101法人で構成された企業グループです。それぞれの地域を「世界一豊かで幸せなまち」にすることを目指して、「人」「安心」「仕事」「魅力」をキーワードに、地域を活性化する事業の創造に民間の立場から取り組んでいます。
オイシックス・ラ・大地株式会社は、「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の国内主要ブランドを通じ、安心・安全に配慮した農産物、ミールキットなどの定期宅配サービスを提供しています。子会社に、事業所、学校、病院などの給食事業を展開する「シダックス」、買い物難民向け移動スーパー「とくし丸」、米国でプラントベース食材のミールキットを展開する「Purple Carrot」などがあり、食の社会課題を解決するサービスを広げています。また、「サステナブルリテール」(持続可能型小売業)としてSDGsに取り組み、サブスクリプションモデルによる受注予測や、ふぞろい品の積極活用、家庭での食品廃棄が削減できるミールキットなどを通じ、畑から食卓まで、サプライチェーン全体でフードロスゼロを目指しています。2019年8月に日本の食のスタートアップエコシステムを作る為に、フードイノベーション領域に特化した国内外のスタートアップ企業への出資を目的としたCVCファンドを運営する投資子会社Future Food Fund株式会社を設立しています。2023年には新潟アルビレックスBCとスポンサーシップ契約及び資本提携契約を締結、本年6月にはアルビレックス新潟のユニフォームパートナー契約を締結しました。
オイシックス・ラ・大地株式会社 広報:松田
TEL:050-5305-0549(直通) E-mail:publicity@oisixradaichi.co.jp