地方の過疎高齢化は生産者の減少にも繋がる課題です。アートの力で地域再生に取り組む「大地の芸術祭」とコラボレーションし、地域の課題にも取り組んでいます。
美しい里山が残り、棚田の景観で知られる新潟県越後妻有地域。3年に1度の「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の舞台となる、この地域を「大地の芸術祭の里」と呼んでいます。1年を通して、地域に内在するさまざまな価値をアートを媒介として掘り起こし、その魅力を世界に発信。地域再生の道筋を築くことを目指しています。トリエンナーレは2000年から3年に1度開催されており、2018年には国内外から約54万人もの来場者を記録しました。
「大地の芸術祭」が取り組む、地方の過疎高齢化の課題は、生産者の減少にも繋がる、食の課題と密接に関わっています。舞台の越後妻有の地域に点在する80以上の作品は、地域に根差した田畑や自然をベースにした、生活芸術の「食」に特化。地域自体に敬意を払った作品を中心に構成されています。食の社会課題に取り組む当社の理念と親和性が高いことから、コラボレーションをしています。
北海道で漁獲された素材を使った“鮭ほぐし”と、国産の鶏肉のうまみがつまった“鶏そぼろ”。大地との関係を、海との関係を筆のストロークで表現。コラボレーションアーティスト:原游さん
大地の芸術祭の里である新潟県越後妻有地域。豪雪地帯で培われた様々な保存食の知恵をあわせた、郷土料理“大地のおかず”を開発。
高齢化により継承が危ぶまれる保存技術や知恵を活かしてできた“大地のおかず”は、食べてもらうことで地域の応援につながります。
「山くるみ味噌」「ふき味噌」の2種類を、大地を守る会ブランドとコラボレーションしています。
※現在は販売終了
北海道道南地方の生産者が育んだ“潮風と雪解け水が育てた北海道函館牛乳”。 毎日の食卓に並ぶアイテムと大地の芸術祭の参画アーティストである原游さんとのコラボレーション。
海と大地のおいしさがぎゅっとつまったオリジナルミックススパイス、“オイシーズニング”。大地の芸術祭の参画アーティストである原遊さんがこのために描いてくれました。
世界で唯一南アフリカ共和国のセダーバーグ山脈一帯でのみ栽培されるルイボスティー。大地の芸術祭の参画アーティストである原游さんが、パッケージを描いてくれました。
国立指定公園である霧島指定公園の近くにある霧島山麗が採水地の水。日本を代表する絵本作家・田島征三さんが描いてくれました。
この作品はお米づくりに欠かせない「土」の生命力を感じられる他にない大胆なデザイン。大地の芸術祭の参画アーティストである淺井裕介さんが描いてくれました。この絵は、当社の本社エントランスの壁に描かれており、全国各地の生産者の土を使っています。
現在は販売修了しています。
当社の販売する商品と、大地の芸術祭に参画するアーティストの方とコラボレーション。パッケージにアート作品を使用し、アート使用料として、売上の3%を大地の芸術祭を運営するNPO法人越後妻有協働機構に支払い、地域に点在する作品の修繕や管理・大地の芸術祭の運営等に活用されます。