「Kitを使って作ろうとする、そのママたちの気持ちが大事」/野口真紀さん(料理研究家)

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「Kitを使って作ろうとする、そのママたちの気持ちが大事」/野口真紀さん(料理研究家)

ふたりのお子さんのママとして、忙しくても日々の暮らしを大切にした食卓で人気の料理研究家・野口真紀さん。これまでにもママの気持ちに寄り添った、数々のKitOisixを監修していただいています。
撮影のためにちょっと早めに仕込んだかりんシロップは、野口さん自身も早く家族に飲ませたい!と完成を楽しみにしているそう。
今回のKit監修に込めた想いなどをうかがいました。

なるべくKitは家族に見せないで(笑)

-野口さんがいろいろなくだものを漬けるようになったきっかけを教えてください。

くだものを漬けるようになった最初のきっかけは、やっぱり梅かな。うちのおばあちゃんがまだ94歳で元気なんだけど、ずーっと梅酒を漬けていて。小学生のころ、漬けてある梅酒の梅をいっぺんに10個食べてたのは覚えてる(笑)。
代々料理好きで、母も漬けてました。だから、家の中にそれがあるのが当たり前の風景、というのはあるんですよね。で、この先、梅ばっかりもつまらないから、何かいろいろ漬けてみようと思って。

-漬けるのに、おすすめのフルーツは?

おいしかったのはパイナップル。ブルーベリー。りんご。レモンのお酒、リモンチェッロもおいしいの。ウォッカと氷砂糖で。無農薬のレモンが手に入った時に、ぜひやってみて!

子どもたちがシロップ好きなので、梅シロップは毎年欠かさず作ります。お酢が入ってるとクエン酸で夏の疲れも取れるでしょ。上の娘はスイミングで鍛えてるのに風邪をひきやすいから、完成したらこのかりんシロップも飲ませたいな。

かりんって、切った断面からはアクの強いイメージだけど、シロップにするとマイルドになるのよね。はちみつだとお高い贅沢シロップになるから、氷砂糖で手軽に作りましょう(笑)。

Kitを使って作ろうとする、そのママたちの気持ちが大事

実は、Kitはね、私自身がまだ100%納得してない部分もあるの。たとえば、使い切りの調味料ももっともっとおいしくなると思うし、お肉の素材感ももっと出せるんじゃないかと思う。でも、あんまり高くなっちゃわないようにしてあげたいし。時間がない主婦は重宝してると思う。だからパッケージを工夫したりして、もうちょっと安くできたらいいよね(笑)

-野口さんのママ友たちもワーキングマザーが多く、忙しいときにKitOisixを使っているという声も聞かれるそうですね。

なるべくお母さんの手作りがいいって、ママならみーんな思うじゃない?だから、なるべくKitは家族に見せないで(笑)、さささっと。今日、これ作ります!っていう感じじゃなくて。子どものため、家族のために、材料いろいろ準備して作ったんだよーって。その気持ちが大事なんだと思うのよね。
Kitでささっと作って、みんなであったかいごはんを食べる時間を、たっぷりとってほしいですね。

家で食べた思い出って、残ると思う

こういう季節のシロップだって、かりんが家にあるだけですごくいいじゃない。いい香りもして。下の子はまだ小学一年生だから、こういうのにすごく興味がある。『わ~~、なに漬けてんの?』って。置いておくと、いつのまにか絵なんかも描き出しちゃう。旬の果物とか、かわいいからいいなあって。
で、その絵は取っておくの。いつかの思い出として。『かりん漬けてたよな』って大人になって思う日が来るかも。自分も、ちゃんと心に残っているから。

外で食べるより、家で食べる思い出を、大事にしたいですね。

料理家/野口真紀(のぐち・まき)

雑誌編集者を経て、料理家へ。簡単でおいしく、ふだん使いにもおもてなしにも使える家庭料理のレシピと、そのシンプルなライフスタイルにファンが多い。中学生と小学1年生、ふたりの子どものママ。ご主人と家呑みを楽しみつつ、子どもたちと一日のできごとを話す晩ごはんの時間をこよなく愉しむ日々。

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