この作品について

オイシックス25周年アート社史作品

2000年に創業したオイシックスは、2025年に25周年を迎えました。
「食の社会課題をビジネスの手法で解決する」という志に共感する仲間が増え、現在は「オイシックス・ラ・大地」として、より多くの食卓へサービスをお届けしています。 この節目に、これまでの歩みをまとめた社史を制作しました。

私たちが作りたかったのは、出来事を時系列で記録した歴史書ではなく、関わってくださった一人ひとりの日常が集まった「物語集」です。食には、作る人、運ぶ人、調理する人、食べる人がいて、それぞれの物語があります。 この作品に触れる皆さまも含め、関わるすべての人の「今」の積み重ねこそが、私たちの歴史であり、未来となっていきます。

この特別な社史の表現を、現代アーティスト・中﨑透氏にお願いしました。
今回、創業者をはじめ、社員、生産者、お客さまから丁寧に聞き取ったエピソードをもとに、私たちが働くオフィスを舞台としたインスタレーション作品「《25歳の地図》〜美しい夢、果てしない坂〜 THE MAP OF 25 -Beautiful Dreams, Endless Slopes-」として表現してくださいました。

私たちは、まだまだ道半ばです。
「今、まさに自分たちが、食の社会課題に向き合い続ける歩みの一部である」
本作品を通じて、皆さまにもそのように感じていただければ幸いです。

作家紹介

中崎透

中崎透

1976年茨城県生まれ。看板をモチーフとした作品をはじめ、パフォーマンス、映像、インスタレーションなど、形式を特定せず制作を展開している。2006年末より「Nadegata Instant Party」を結成し、ユニットとしても活動。2011年より「プロジェクトFUKUSHIMA!」に参加、主に美術部門のディレクションを担当。
近年の主な展覧会に2022年個展「FICTION TRAVELAR」水戸芸術館現代美術ギャラリー(茨城)、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2022」、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」(新潟)など。
令和4年度(第73回)芸術選奨新人賞(美術部門)受賞。


アーティストからのコメント

ここ数年ほど、作品を展開する地域や建物などに所縁のある方たちの言葉を集めて、一つの大きな歴史だけでなく、個人の記憶の集積によるぼんやりとした歴史のあり方のようなものに興味を持って制作しています。今回はオイシックスという会社の創業にまつわる話を聞いたり、長年関わってきた生産者の方に会いに中国地方や九州まで足をのばしたり、子育てをきっかけに愛用するようになったというご家庭にお邪魔したり、思いがけない制作の始まりとなりました。この声を届けたいな、なんて言い方をすると大袈裟だけど、このぼんやりとした歴史のあり方を「社史」として制作しませんか、と思いがけないお声がけをしてくれたユニークな試みに全力で応えたいなと思いました。

クレジット

アーティスト
中﨑透

主催
オイシックス・ラ・大地株式会社
協力
ゲートシティ大崎管理組合
インタビュー協力
本多初穂 渡邊美和子 眞弓一保 眞弓恵理子 高島宏平 堤祐輔 鷲尾早紀
制作アシスト/展示設営
津田翔平 橋本陽 渥美雅史 加藤亮 早川祐太
展示品提供
株式会社まゆみ農園 有限会社渡邊水産
英訳
三村加代子
デザイン
乗田菜々美
記録撮影
加藤健
制作監理
株式会社アートフロントギャラリー NPO法人越後妻有里山協働機構