環境負荷の低減

基本的な考え方

オイシックス・ラ・大地は、限られた資源を大切に活用するために、生産、流通、使用段階を含めたバリューチェーン全体での資源循環の実現に貢献していきます。お客さまやお取引先さま、地域社会とともに資源の有効活用や廃棄物の削減などにも努め、持続可能な循環型社会を目指しています。

サステナブルリテール(持続可能型小売業)

当社グルーブでは、食のサブスクリプションサービスによる成長モデルを構築し、国内宅配事業を中心とした複数の事業を展開しています。

このビジネスモデルにより、「畑」「物流」「食卓」のそれぞれのサプライチェーンについて、フードロスが低水準となっています。

川上の生産者(畑)、川中の物流プラットフォーム、川下の食卓の全てに関わる独自のモデルを構築し蓄積されたノウハウを活用することで、あらゆるシーンでの社会課題解決に寄与する“サステナブルリテール(持続可能型小売業)”を体現し、フードロスの削減も目指しています。

川上(畑) 産地と直結し連携することで、産地のフードロス削減に寄与
川中(物流) 需要予測がしやすく、また需要コントロールが可能なサブスクモデルにより自社流通プロセスのフードロスを低減
川下(食卓) ミールキット「Kit Oisix」や「ちゃんとOisix」を始めとした“家庭で余らない”サービスの提供により家庭のフードロス削減に寄与

廃棄物の管理

当社グループはサプライチェーンのオペレーション改善による食品廃棄物の削減、製造拠点で発生する食品残渣の堆肥化など、リサイクルの促進を進めています。
“サステナブルリテール”のビジネスモデルとこれらの取り組みにより、食材ロス率は約0.2%(2020年度)と、小売業の中でも低い廃棄率を実現しています。

独自の物流拠点を持つ当社だからできる「食品ロス削減アクション」の取り組み

包装材の環境配慮

ミールキット「Kit Oisix」をはじめ、青果や加工品など当社取扱商品の包装を、2021年度以降4年以内に50%以上環境適合素材への変更を目指します。
ミールキット「Kit Oisix」の青果内装も植物由来プラの採用を開始し、10tのCO2排出量を削減。外装と合わせて23tのCO2削減を行っています。

ミールキット「Kit Oisix」全品の外袋を植物由来プラに変更

従来のフードロス食材のバリューアップ

アップサイクルでフードロスに新たな価値を

生産現場では、見栄えや食感の悪さなどから捨てられてしまう食材が沢山あります。工夫を施せば美味しく食べられる食材をアップサイクルすることで、おいしく驚きのある新たな食材を生み出し、捨てる文化を変えいきます。
2021年7月に「ここも食べられるチップス」の発売を開始し、2022年6月時点でオリジナル商品を12アイテム開発。発売から約1年で生産現場のフードロスの削減効果量は約35tを実現しました。

従来捨てられていた食材に、付加価値をつけて新しい商品にアップブレードさせる「Upcycle by Oisix」の取り組み

ふぞろいを楽しむ提案

宅配ブランドらでぃっしゅぼーやが、2021年に始動させたフードロス削減と生産者支援のための取組み。「ふぞろい=規格外」になってしまう食材の特性やその時々の生育環境・製造工程などさまざまな背景を伝えることで、料理に関心が高いお客さまに新たな価値を提供。販売開始から1年で約200tのフードレスキュー(※)を実現しました。
※フードレスキュー量:フードロス削減量+生産者支援量

従来の小売流通の概念にとらわれない多彩な規格外食材を展開する「ふぞろいRadish」

環境コンプライアンス

当社グループの2021年度の環境に関わる法令違反件数は0件でした。

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